算数侍って誰?
算数侍は、遊びながら計算力を鍛える算数のカードゲームです。しかしながら単純に遊びながら計算問題に慣れるだけというようなつまらないゲームは作っておりません。算数侍で勝つためには、相手の動きを予測したり、結末からさかのぼって最善策を導き出したり、ということが必要となるように構成されています。算数侍は、自分のアタマで考えるというプロセスをくりかえし経験するためのツールなのです。

三つ子の魂百まで
といわれますが、算数侍は「習ったことしかできない」「自分のアタマで考えようとしない」という悪い癖が定着してしまう前の小学校低学年の皆さんに使っていただくと効果的です。受験勉強をスタートする前の地力を養成するのに最適なツールとなるはずです。
結局のところ、塾に通って得られるのは“受験に必要な知識”です。そもそもの記憶力や情報処理能力を研くことに関しては、他人は誰も助けてくれないので身内で鍛えるしかないのです。そのために低学年のうちから計算ドリルで反射的な目先の計算練習しかやらないでいると、本来必要な力は得られないまま大事な時期を逃す、というのが関の山です。
家族で頑張った3か月の思い出
毎週新しいゲームをお届けします。たし算からスタートして、方程式までの12種類のゲームで3か月間頑張ってください。全て対戦型のゲームなので、毎日10~30分程度、ご家族の誰かにお付き合いいただかないといけません。目先の計算に慣れるだけというレベルから始めて、相手の動きを予測したり、結末からさかのぼって最善策を導き出したり、“自分のアタマで考える”というプロセスをご家族で一緒に経験してください。
「たし算」から「方程式」「因数分解」まで、基本的な算数の計算問題を一通りカードゲームで学べるようになっています。これらを毎週1つずつお届けしていきます。

1番目の刺客 繰上(くりあがり)侍 たし算・くりあがりのトレーニング
3枚のカードの数字の合計が上下で一致するように。上下の数字を入れかえながら2通りのたし算を同時並行に進めるゲーム。クリアガリに慣れるだけでなく、処理能力のキャパシティを増やすトレーニングです。

2番目の刺客 良良悪悪 記憶力・確率のトレーニング
4×4マスの将棋スタイルのゲームです。将棋と違うのは、相手の駒のタテ・ヨコ・ナナメの動きを覚えた上で、その駒の正体を予測しながら戦う必要があります。記憶容量を拡げつつ、計算の処理スピードを上げていくためのトレーニングです。

3番目の刺客 白黒九九侍 九九のトレーニング
九九を覚えるだけなら学校で習いますが、瞬時に思い出し(アウトプット)ができるところまで鍛えないと、問題が解けない、テストでいつも時間切れになる、というレベルからなかなか這い上がれなくなります。モタモタしまう人の多くは、アウトプットが遅いところに原因があります。

4番目の刺客 アマリモノ わり算・余り・素数のトレーニング
8つの割られる数と8つの割る数をカードにした16枚だけのカードゲームで、余り・素数のセンスを磨きます。余りや素数の”割り切れない計算”を応用した難問は多く見かけられますので、しっかりと鍛えておきたいところです。

5番目の刺客 10^n侍 小数・10の累乗のトレーニング
繰上侍と同じく上下の数字を入れかえて、数をそろえていくゲーム。今回はたし算ではなく、0.01、0.1、1、10、100 をかけ算して上下の積のケタを合わせていく形式で、数字の大小の感覚・センスを育てます。

6番目の刺客 六角侍 立体のトレーニング
3次元のサイコロを2次元のカードで表現しています。図形が苦手な人は少なくありません。このゲームをキッカケに図形をイメージする力を鍛えてください。

7番目の刺客 オジコレ 確率・論理のトレーニング
同じ特徴を持つ3人1組のオジサンチームをたくさん集めた人の勝ち。

8番目の刺客 分数侍 分数のトレーニング
分数のトランプです。分数の大小を判断するための通分は面倒くさいものです。面倒くさいことを必要最小限に抑えるセンスというのは、受験勉強で勝ち抜くための重要な要素でもあります。

9番目の刺客 あなたの3枚 四則演算(+,-,×,÷ )のトレーニング
計算結果から相手の3枚のカードを逆算して予測します。確率を考えて最善策を選んだり、相手の反応を予測して駆け引きをしたり、このゲームに熟練することで、計算スピードと処理能力のキャパシティを成長させることができます。

10番目の刺客 鶴亀侍 鶴亀算(連立方程式)のトレーニング
ツル、カメ、トンボの頭数と足の数がピッタリ一致するカードを早く集めた人が勝ち。変数や方程式の基礎を感覚的につかみます。
11番目の刺客 因数分解侍 因数分解のトレーニング
かけたりわったりしながら数字を集めて進む将棋&双六形式のゲームです。自分は数字をそろえつつ、相手にはそろえさせないように、勝つための因数分解がくりかえされます。
12番目の刺客 X侍 移項・一次関数のトレーニング
計算間違えの原因は移項のミスだった、というのはよくあることです。X侍は移項を使いこなして、相手より大きいx(エックス)の値をつくるゲームです。単純に方程式を解くだけでなく、手札を最大限に有効活用して、より大きい変数の値を見つけ出す応用力が求められます。
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